相続の経験をまとめます。

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(Z009)第二種電気工事士試験が終わりました

はじめに

かねてから趣味で受けようとしていたこの試験を受け終りました。ただいま合格発表待ちです。(→無事合格しました。)
この試験の概要や詳細については、世の中に数々のサイトがあるのでそちらを参照していただきたいと思います。それを知らない人にとっては、以下何だかわからない記述となりますので読み飛ばしてください。

 

世間ではブログやyoutubeでこの試験について様々な対策並びに感想等があり、私の受験の際にも非常に参考になりました。
そんな中私が書きたいのは、この試験を実際に経験したことの中で、世の中のサイトで書かれていなかった内容です。

 

1.実技試験を通して私が思ったこと


この試験の実技試験は、指示された図面通りに実際に電線を切ったり繋いだりして指示通りの電気回路を自分で制限時間で作り上げると言うものです。
制限時間は決して余裕がある設定ではないので、時間のロスになる事をしてはいけないことが重要になります。資格取得後の現場作業をイメージしているのでしょう。
この経験の中で私が重要と感じたけれど、ネット上では語られていないことが1つある事に気づきました。
それは、

【必要な長さにケーブルを切断する時に線種や切断長さを間違ってしまうと、そのリカバリーに時間がかかるのでこの対策が必要】

ということです。

2.なぜそれが重要か


①ケーブルの誤切断について
試験に使うケーブルは、種類や電線の太さなどの種類が多くあります。これを誤選択したり、間違った長さで切断する事が、私の練習中に多くありました。
また、同じ長さのケーブル2本から適切な長さを切り揃える場合もあり、その配分を間違えると指定通りの長さ揃えることができないことも考えられます。
そうなっても試験中に何とかリカバーできることは多いのですが、切断間違えは本番で想像以上のダメージになります。

②切断行程の練習不足
切断長さを間違えるのであれば、練習の時にケーブルをたくさん切断する経験を積めばいいのではないかと言う考えもあるかもしれません。しかし、練習の時に切断するケーブルの量は多く必要なので費用がかかります。

予め公表される実技問題13問の練習用電線セットは、1回練習セットでも1万3千円くらい(ネット通販で)かかります。私の場合は一旦指定通りの長さに切断したケーブルを使いまわす事で節約に努めましたが、それでは足りず、一部のケーブルを追加で買い込みました。他の人も同様だと思います。


このように、練習の時にケーブルを実際の指定通りの長さに切断する練習回数はどうしても少なくなってしまうのではないかと思います。

3.ではどうする。私がやったこと


①試験本番で確実にケーブルを切断するためのチェック工程を入れた


 ・複線図を書いた後、それぞれのケーブルの切断長さを線種ごとに全て書き出す。
 ・線種ごとの長さの合計を出して長さが合っているかを確認する。
 ・ここで長さの合計が足りなかったり大幅な余りが出たら、自分の考えが間違っているのでケーブルを切断する前に間違えに気づく事ができる。
 ・確認終了後に切断開始。

私はこの作業を行うことで、自分の間違えに気づくことが何回もありましたので、同じような間違えが多い人には効果があると思います。

 

②複線図作成からケーブルの切断まで(通し)の練習機会を確保する方法を考案した


複線図作成の練習とケーブルの切断長さ決定までは、紙があれば何度でもできますが、この後のケーブル切断行程まで通しで行うとなると、すでに述べたように何度でもできるものではないと思います。


一方、結線の練習は、ケーブル長さが指定長さでなければケーブルの使いまわしにより練習は何度も可能です。以上より、切断工程のみが練習を重ねられないのです。

 

複線図作成の練習とケーブルの切断を通しで何度も行うために、私は、園芸用品の「ビニタイ」をケーブルの代わりに切断し練習しました。配布されるケーブルの長さにビニタイを切って用意し、これを実際に切る事により、複線図作成からケーブルの切断を通しで何度も練習することを可能としました。

4.その他


所要時間(おおよそ)ですが、複線図作成が5分、切断長さチェックに2分を目標にしていました。
受験に際し私が買った参考書では、ケーブルをどんどん切り出していく考えで、切断長さの確認は書かれていませんでした。しかし私は本番で以上の事を行いました。

その結果、本番ではケーブルの切断ミスはなく、落ち着いて作業を行い、制限時間内に完成できました。合格かはまだわかりませんが。(→合格しました!)

5.おわりに


以上このサイトの読者にはほとんど関係ないことをまとめました。
どなたかの参考になればいいのですが。
この資格が取れたら、シルバー人材センターで小遣い稼ぎができるかな。などと考えています。